2021/10/24 18:15



【第38回 メルマガ】なんでもオッケー

今回は『なんでもオッケー』です。

大きく時代が変わりました。

古い時代では、『正解か不正解か』というこの二極化のシステムが、

うまく文明の発展に貢献してきたように思います。

例えば、たくさんの自動車、家電製品を生産する。

住居やオフィスなどの建物を建設する。

このような、「労働集約型」の社会において当然のように行われてきた二極の対立と論争。

しかしそれは、なにぶん私たちの視野を狭くし、固定観念にとらわれてしまうことになりました。

そして、導き出す正解は、結局のところ

『儲かるか儲からないか』『損か得か』

に行き着いてしまっていたように思います。

これからは、あらゆることについて、

正しいか正しくないかよりも、正解を限定しない、

またはすべて正解という捉え方をすれば、

新しく生まれるものや、

「今までうまくいかなかった事がうまくいく」ようになる可能性があります。

なぜならば、個々の体の状態、考え、そして現象は、とどまる事なく常に進化、変化しているものだからです。

「今日は気分が乗らない」

「今はやる気が出ない」

きっと誰でもある事だと思います。

薬やワクチンを例に取れば、自身の体の状態、バランスなどをよく考慮せずに接種すると、副反応や死亡のような思わぬ拒絶反応が出るのだとも考えられます。

正解を一つに絞るのではなく、体の状態に応じて対応する。

以前の考え方なら

『やる気が湧かないのは怠慢。やり遂げることが良い』

と決めつけ、

『意に反しても当初決めた通りにやるのがベストだ』

と考えるのが主流でしたし、あまり疑う事もありませんでした。

しかし、これからは、やる気が出ないのであれば、

『いつもと違う事をしてみよう』

『今日は休みにしよう』

など、普段と違う別の行動を起こす事で、まったく違う可能性や視点を新しく生み出す事もできます。 

わかりやすい例えとして、皆さんもご存知であろう一休さんのエピソードをご紹介します。

一休さんの説話の一つに、遺言の話があります。

一休さんは亡くなるときに一通の封書を寺の弟子たちに残しました。

「この先、ほんとうに困ることがあったら、これを開けなさい」と言い遺しました。

何年かたって、寺に大変な難問題が持ち上り、どうしようもないので、弟子たちが集まって、その封書を開いてみると、そこには

「しんぱいするな、なんとかなる」

と書いてありました。

とたんに弟子たち一同、大笑いの内に落ちつきと勇気と明るさを取り戻し、難しい問題を解決できた、という話です。

緊張しすぎ、不安感、心配で心の中がいっぱいの状態では、良い答も行動する勇気も湧いてきません。

「大丈夫、しんぱいするな、なんとかなる」という楽観主義で行動することや、発する言葉が波動となって、成功、健康、富、愛情などを手にする秘訣の一つとなるのは間違いないようです。